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Google検索、AR対応で「サメ」を目の前に表示。“レンズ”も進化
2019年5月8日 03:25
Googleは7日(米国時間)、開発者会議「Google I/O」において、Google検索のAR拡張や、カメラを使った「Google Lens」の新機能を発表した。
Google検索がAR(augmented reality)に対応。検索結果として、テキストや画像情報だけでなく、3Dモデルも確認できるようになり、さらにカメラを通して目の前に物体を配置できる。18フィート(約5.49m)のサメをカメラを通した視界に原寸大で表示する例を紹介している。
3Dモデルの提供には、NASAやニューバランス、Samsung、Target、Visible Body、ボルボ、Wayfairなどが協力。学校の人体模型やスニーカーなどの3Dモデルを検索結果から表示可能になる。この機能は5月中に提供予定。
カメラに写った映像をAIで解析し、その情報を活用する「Google Lens」には、マシンラーニング(ML)を使った新機能を追加。例えば、レストランのメニューにGoogle Lensをかざすと、その店の人気のメニューや関連の画像を表示し、おすすめする。
また、カメラをかざして写真の中の文字を認識、自動翻訳を行なう機能も提供。不慣れな場所や知らない言語の状況でもユーザーを支援していくという。100以上の言語に対応予定。
Google Lensの技術を使って、カメラ内の文字情報から音声として読み上げてくれる「Google Go」も展開。Google Go内のLens機能は100KB程度で、50ドル以下のスマートフォンにも実装可能という。