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みずほと凸版、AIを活用して校閲・校正業務を自動化

みずほ銀行と凸版印刷は、AIを活用した校閲・校正支援システムの実証実験を12月から開始する。

AIを活用した校閲・校正システムのサービスイメージ

この実証実験は、凸版印刷が開発した、Webや情報誌の編集業務の最適化するAIを活用した校閲・校正システムを導入し、みずほ銀行の広告制作物における校閲・校正業務の自動化を検証するもの。人の手を使ったアナログ業務のデジタル化、および最新AI技術の導入により、校閲・校正の精度向上を目指す。

凸版印刷が培ってきた校閲・校正ノウハウと、AIを活用することにより、精度の高い校閲・校正システムを開発。ディープラーニング(深層学習)などのAI技術を活用することで、従来は検出できなかった「助詞」や「漢字変換」などの誤りの検出を可能にした。また、個別のチェックルールに合わせて柔軟なカスタマイズが可能。

企業の制作物における校閲・校正業務は、膨大な作業量やスキル・ナレッジが属人化しがちという課題があり、業務負荷の軽減と経験値に左右されない校閲・校正精度の安定した品質が求められるという。制作媒体においてチェック項目や専門用語など、金融業界における校閲・校正業務の自動化を実現するべく、実証実験を行なう。

今後の目標として、みずほ銀行は、今後広告制作物全般の校閲・校正業務へ本システムの適用を拡大させていく予定とし、凸版印刷は、システムの精度向上と汎用サービス化に向けての取り組みを進めるとしている。