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ZOZOTOWN前澤氏、宇宙へ。SpaceXでアーティストと月旅行
2018年9月18日 21:34
米国のロケットベンチャー企業のSpaceXは18日、かねてより発表していた月への惑星間輸送機「BFR (Big Falcon Rocket)」の乗客第一号が、前澤友作氏であることを発表した。同社によれば、月に人類が訪れるのは1972年のアポロ計画以来。
2023年の打ち上げを目指す民間人初の月周回計画の権利を前澤氏が取得。前澤氏は、アパレル通販サイトZOZOTOWNの運営会社である、株式会社スタートトゥデイ(10月1日から株式会社ZOZO)の代表取締役。月に向かう一般人としては世界初となる予定だ。
前澤氏が公開したWebサイト#dearMoonでは、この取り組みを「アートプロジェクト」と紹介している。8名の著名アーティストを月に招待し、BFRで1週間かけて月と地球を周回旅行し、丸い地球を見て受けたインスピレーションをもとに作品を創作してもらうという。
イーロン・マスク氏は、前澤友作が初の民間人となることについて、「前澤さんが最も冒険家であると感じた。私たちが彼を選んだのではなく、彼が私たちを選んでくれたことを大変光栄に思います」とコメント。#dearMoon プロジェクトについては、「前澤さんには多大な支援をしていただいており、BFRの開発に使用させていただく。BFRは人を軌道や月、火星へと連れていくことができる。前澤さんは一般市民が他の惑星へ移動することが可能になる日を近づけている。そして前澤さんは、BFRの席に現代のアーティストや文化人を招待される。我々はこのフライトを成功させるために全力を尽くす」と語っている。
前澤友作氏 コメント
私にとって、このプロジェクトはとても大切なものです。民間人初の月周回になることの重大さについて、とても長く、深く考えました。同時に、この機会を通じてどのように世の中に恩返しすることができるか、どのように私の生涯の目標である世界平和に貢献することができるかを考えました。子どもの頃から、私は月がとても好きでした。月を眺めるだけで想像力が膨らみました。月はいつもそこにあり、いつも人類にインスピレーションを与えてきました。そのため、月を間近で見られる機会を逃すことは考えられませんでした。そして、このような素晴らしい機会を独り占めするのは寂しいので、感動を世界中の人々と共有したいと思いました。だから、私は月にアーティストを招待しようと考えました