1999/10/06 20:26
ウェイブレスラジオ対応プレーヤー展示
キオスク端末 「Street Studio」 |
「エレクトロニクスショー'99」のビクターブースの一画では、ウェイブレスラジオコンソーシアムが実証実験に利用するキオスク端末と携帯プレーヤーが展示されている。
同コンソーシアムは、NTTコミュニケーションズ、ジャパン・デジタル・コンテンツ、ダイナウェア、日本ビクター、ハミングバードネットワークの5社が中心となり設立、著作権を保護しつつ音楽データをパソコンや携帯プレーヤーに配信するシステムを開発している。
ウェイブレスラジオシステムの特徴は、携帯プレーヤー自体に電子財布が組み込まれているところ。プレーヤーからプレーヤーにデータがコピーされた場合でも、データ転送を受けた側の財布からお金が減るようになっており、データのコピーを積極的に促すという点で他の音楽配信システムとはかなり趣が異なる。
実証実験では音声圧縮方式としてNTTヒューマンインタフェース研究所が開発した「TwinVQ」を使用しているが、その他の方式にも対応することができるという。また、電子財布についても、NTT情報流通プラットフォーム研究所とNTTコミュニケーションズが共同開発した「フレキシブル電子チケット」という技術を採用しており、様々なデジタルマネーに対応することができるとしている。
コンソーシアムでは、東京に3ヵ所、大阪、福岡にそれぞれ1ヵ所ずつキオスク端末を設置し、11月まで実証実験を行なっている。来年半ばにもサービスが開始される見込みで、それにあわせて対応プレーヤーも発売されるとのこと。
携帯プレーヤー、その1 |
携帯プレーヤー、その2 |
◎実験場所
ウェイブレスラジオ(東京・恵比寿)
ビクターニッパーズギンザ(東京・新橋)
エフエム東京タクト(東京・半蔵門)
トヨタオートサロンアムラックス大阪(大阪・梅田)
NTT西日本夢天神(福岡・天神)
◎お問い合わせ
ジャパン・デジタル・コンテンツ内
ウェイブレスラジオコンソーシアム実証実験事務局
Tel: 03-3434-5651
Fax: 03-3434-5709
E-mail: wlr@j-dc.co.jp
(湯野 康隆)
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