米ヤフーは9日（現地時間）、台湾最大手のポータルサイトを運営するKimo社を買収することで合意したと発表した。株式交換方式を取り、ヤフーはKimoにヤフー株225万株を割り当てる。これにより、ヤフーは台湾市場にもクサビを打ちこむことになる。

　 ACニールセンの2000年10月発行のレポートによれば、Kimoは台湾で最も利用者が多いサイトであり、2000年度第3四半期には、1日あたり2,500万のページビューを上げ、利用者数は400万に達するとしている。台湾は、アジアで日本、韓国などに次ぐ4番目に大きなインターネットの市場。今回の買収合意によって、ヤフーは双方がもつネットワークやコンテンツを共有することで、より一層の事業戦略を展開していく。株式交換は、台湾政府当局の承認も得ており、2000年末には終了する見込みとなっている。