米マイクロソフトと日立製作所（6501）は9日、企業向けにソフトウェアを核としたソリューション事業を行う日本企業「ネクスタイド」（仮称）を12月4日付で設立する、と発表した。ウィンドウズ2000をベースに、広範囲にわたる顧客企業のニーズに対応するソリューションを展開するもの。新会社を起点として国内８カ所にソリューションセンターを作るなどの計画を進め、2年後には売上高200億円を達成させる。

　 東京都品川区に本社を置く新会社は、ウィンドウズ2000を中心とする総合的な企業向けソリューションがメインで、コンサルテーションやサポートも行う。当初の資本金15億円のうち日立65％、米マイクロソフトが35％をそれぞれ出資する。2001年春には200人、将来的には1,000人体制を作り上げる。また、顧客がソリューションを体験できるような「日立.NETソリューションセンター」を8カ所に作る計画もある。

　 社長には現在、日立製作所I.E.ネットサービスグループ情報サービス事業部の祝裕太郎副事業部長が就任する予定。