楽天（4755）は、中小企業間の取引支援を目的にしたB2B取引市場「楽天ビジネス」を12月1日から開始する。これは、同社の100%子会社であるプロトレードが運営するビジネスサービスの取引市場「プロトレード」の名称とURLを変更し、楽天の企業間取引事業のブランドとして強化・推進していくもの。

　 「プロトレード」は2000年3月から開始され、Webデザインや販促物の作成、翻訳など39種類の事業所向け外部サービスの受注ができる。見積もり依頼方式による買い手主導のマッチングシステム「ビジネス・オーディション」により最も要望にかなったパートナーを見つけることも可能。これまでに、2,200社超の登録事業者、約1,000件の見積りリクエスト件数を獲得している。

　 「楽天ビジネス」に移行するにあたって、サービス提供者（セラー）に対して固定利用料金と取引に応じた従量課金のシステム利用料を徴収し、新たな収益源とする。サービス希望者（バイヤー）の利用については従来どおり無料とする。