＜マザーズ＞
　 ネット総研（4741）がストップ高。朝方は第1四半期の経常赤字が伝えられもみ合いとなっていたが、後場に入ってNEC、松下電産と共同でブロードバンドインターネット企画会社を設立すると発表したことが好感された。まんだらけ（2652）も大幅反発、大型店の建設計画凍結報道が評価材料とされた。クレイフィッシュ（4747）、日本CG（4787）もストップ高。反面、スカパー（4795）は続落、10月の登録者純増数が9月に比べて半減したと報じられたことが嫌気された。

　 ＜ナスダックジャパン＞
　 全体相場の底打ち期待も背景に、調整が長期化した値がさ株はリバウンド狙いの買いに一斉高の展開。マザーズやナスダックジャパン市場も同様に、値を上げるものが目立った。連日のストップ高となっていた日本LCA（4798）は本日も買い気配のまま推移、結局本日は商いが成立しなかった。ゼロ（4697）、デジアド（4772）も買い気配のまま寄りつかず。ベクター（2656）、まぐクリック（4784）、サイバーCOM（4788）、イー・トレード（8627）などがストップ高となっている。なお、本日新規上場したおりこんダイレクト（4800）は公募価格140万円と同値で初値をつけた。割高感が指摘されたものの、地合いの好転に恵まれたこともあり、堅調なスタートとなっている。

　 株式会社フィスコ　アナリスト佐藤勝己