富士通（6702）と島根銀行は、島根銀行の勘定系システムに富士通の“PROBANK”を導入することで合意した。富士通は島根銀行の基幹系システムのアウトソーシングについても受注しており、2003年の稼動を目指す。

　 島根銀行は、スピーディーな開発や長期的なシステム関連コストの平準化、システム関連要員のローテーション問題の解決―などをアウトソーシングに踏み切る理由に挙げた。受ける富士通は、これまで6金融機関への導入実績をもつPROBANKを島根銀行にカスタマイズすることで対応。ITインフラの完備、CRM（顧客管理）などと直結する戦略システムとして構築する。

　 富士通によれば、島根銀行が独自にシステムを作り上げるのと比べ、20％以上のシステムコスト削減、30％以上のシステム要員再配置が可能だ、としており、島根銀行では経営資源の再配分実施も計画している。