個人投資家向けの金融情報サイトを展開しているケイゾンは、金融情報提供サービスのQUICKが開発した株価自動更新サービス「QUICKTRADER」のベータテストプログラムを行う。「QUICKTRADER」は、インターネットを通じて登録した株価情報（同プログラムでは20分遅れの数値）を自動的に更新するプッシュ型のツール。

　 11月6日からケイゾンのWebサイトを通じて、同サイトの10万人を超える個人投資家会員のなかからテストプログラムのモニターユーザーを募集し、同プログラムを年末まで実施する。プログラムにおけるサービス利用状況など調査結果を、マーケティング情報としてQUICKにフィードバックさせる。

　 QUICKにとっては、本格的なサービス、販売開始を前に投資家へのプロモーション活動が行えるほか、利用者の意見を短期的に収集することが可能。ケイゾンは、会員データベースと今回のテストマーケティングにおいて開発した認証用プラットフォーム「KZ-TICKETシステム」（特定の会員のみブラウザーから専用ソフトを起動できる仕組み）を使い、企業の商品提供前のテストの場の提供、ソフト・サービスの販売代行など、新しい収入モデルを模索していく。