＜マザーズ＞
　 機関投資家とみられる売りにスカパー（4795）が大幅続落。IT関連値嵩株の軟調な動きも受けて、大幅赤字決算に警戒感が再度高まる格好になっている。ネット総研（4741）が分割後初の200万円割れ、アイシーエフ（4797）やオンザエッヂ（4753）も反落となった。一方、リキッド（4740）は連日のストップ高、引続きリバウンドの動きを継続している。

　 ＜ナスダックジャパン＞
　 デジキューブ（7589）が一時連日のストップ安。昨日第2四半期の決算を発表、予想されたほどの回復が見られず、失望売りを集めた。第一四半期からの累計となる中間期経常利益は期初見通しの12億円を大きく下回る1.9億円にとどまった。昨日上場来安値を下回ったサイバーCOM（4788）は、本日も見切り売りが加速して大幅続落、ディジット（4786）の下げもきつい。ストップ高の続いたまぐクリック（4784）も反落。反面、下げ渋りの動きを見せていたドリームトレイン（4791）は上げ幅を広げた。

　 株式会社フィスコ　アナリスト佐藤勝己