コンサルティングなどインターネットサービス事業のウルシステムズは31日、11月から本格的なサービスをスタートするとともに、沖電気工業（6703）、東洋情報システム（9751）など6社から第3社割当による出資を受けたことを明らかにした。インターネットプロフェッショナルサービス（SIPS）と呼ばれる事業ジャンルにおいて、高いレベルの最先端技術を提供していく計画だ。

　 ウルシステムズは、今年7月、同社の社長である漆原茂氏と米国のベンチャーキャピタルウォーバーグピンカスによって設立したインターネットサービスの新興企業。インターネットシステムの企画から設計、開発、運用までを一貫して行うほか、経営コンサルティングやマーケティングも実施する。

　 また、今回本格的な事業の立ち上げと同時に、第3者割当による増資を行った。沖電気、東洋情報のほかには設立時にも出資したウォーバーグピンカス、それにリクルート、日本ヒューレット・パッカード、米BEA Systemsがそれぞれ出資した。

　 ウルシステムズは出資企業との連携を強めながら2001年末までに現在10数人の体制を100人規模にまで拡大する予定。オブジェクト指向技術を応用した大規模なB2Bソリューションを確立させる。