NTTコミュニケーションウェア（NTTコムウェア）は、11月1日から社名を「エヌ・ティ・ティ・コムウェア」へ変更するとともに、製造中心から営業・顧客中心への組織改編を行うと発表した。ネットワークソリューションを含めたシステムインテグレーションを事業の核として、2003年度には4,500億円の受注実現を目指す。

　 NTTコムウェアは1997年の会社設立以降、NTTの再編4社に向けたソリューション事業をメインに展開してきた。今後はこれをNTTグループ以外からの受注を狙い、社名変更と組織改革の実施に踏み切った。

　 これからの事業展開は（1）ネットワークソリューションと融合するシステムインテグレーション（2）通信と情報処理に関するメンテナンス、オペレーションを中心としたアウトソーシング（3）世界最大規模の請求書発行ノウハウを生かしたビジネスフォーム事業―など。これをベースに現在17％程度のNTTグループ外からの受注比率を30％にもっていく。

　 また営業部門を再編成して「IT」、「NTT」、「ドコモ」の3営業本部体制を確立。さらに、今まで商品やサービスの分野別に分散していたシステム開発技術者をシステム本部に集約。全社的なシステム開発の企画や生産管理、品質評価などを進めることにした。