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コラム 瓦版一気読み(10月30日) |
情報は時とともに劣化する・・・
【1面トップ】 答えは、たった8分の1。てっぺん(逆さにすると底)の雪がかかった部分まででお終いなのである。意外に少ないもんですなア。 閑話休題。埋蔵量260億バレル超、中東最大級の油田の開発交渉権を日本が獲得した、と読売が報じている。イランのハタミ大統領があす来日、11月1日の日・イ首脳会談で正式確認の見通しという。 アラビア石油がサウジアラビアから得ていた利権を失い、原油の自主開発路線の大幅後退を余儀なくされた資源小国・日本にとって、久々の朗報であることは確かだが、ぬか喜びに終わる可能性も。何せ、相手は名うての交渉上手。イラン政府が、メジャー(国際石油資本)を加えた国際入札を取り止めて、日本政府と日本企業に優先交渉権を与えた理由を考えれば、厳しい交渉になることは容易に察しがつく。 ◇年収130万円未満のサラリーマンの妻などは国民年金の保険料支払いを免除されているが、毎日によると、130万円を超えているにもかからわらず保険料を納めていないパート主婦らが増加、その額は年間60億円にも達するという。 未納者が増えれば、制度の運営はますます難しくなっていく。改革の処方箋は? 「未納を防ぐには、制度の見直しだけでなく、子育てしながらでも仕事と生活の両立が可能な環境の整備なども視野に入れ、議論を深める時期にきているといえるだろう」 毎日はこう指摘するが、言ってることが抽象的。未納対策にかかるコストも含め、具体的に指摘したらどうか。 ◇日経は「通信・放送の融合」に関するニュース。郵政省が、通信事業者にCS(通信衛星)やCATV(ケーブルテレビ)を利用した放送事業への参入を認める方針を固めたという。◇朝日と東京は、シドニー・パラリンピック閉幕のニュース。<地味返上 進む五輪化> 朝日の指摘を待つまでもない。今回のパラリンピックには、もはや裏番組のような地味さがなく、観賞に堪え得るエンターテインメントに仕上がっていた。それでいいかどうかは、ともかくとして・・・ ◇産経は、元外交官の審議会委員が特定の歴史教科書を不合格とするよう多数派工作を行っていた問題の続報。圧力をかけていた証拠、この元外交官が他の委員に送った手紙や役所に出した文書の「概要」を報じている。
【IT】 日経によれば、通産省は、企業のシステム担当者や公認会計士などに研修を行い、一定の実績を上げた人に「ITコーディネーター」の資格を与えることにした。年内に制度化するそうだ。 余談ですが、この「ITコーディネーター」制度、朝日など他紙がかなり前に書いてました。
【トピック】 田中康夫知事の名刺を折り曲げて名を馳せた長野県の蛮勇オジサン、藤井世高企業局長が、5,000件を超える電話やファックス、メールでの抗議に耐えかねて知事に謝罪した。 「雨降って地固まる」 鷹揚に構える知事と、視線を落とし、知事に恭順の意を示す藤井局長。59歳にもなって「至らなかった」とは情けない。誤る喧嘩なら、初めからするな、だ。 ◇日本イレブンがサウジアラビアを破ってアジアカップに優勝! 何時の間にこんなに強くなっちまったの? [メディア批評家 増山広朗] ■URL・瓦版一気読み バックナンバー http://www.watch.impress.co.jp/finance/kawaraban/
2000/10/30
09:05
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3/30(金) |
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