＜マザーズ＞
　 アイシーエフ（4797）が新規上場、公募価格70万円に対して売り気配からスタート、53万円まで気配値を切り下げたものの結局寄り付かずに初日の取引を終了した。IPO市場にとって最悪の環境下の公開となり、店頭に本日新規公開した「夢みつけ隊」も公募価格の半値で初値をつけている。スカパー（4795）も大きく値を下げた。外国人投資家とみられる買い物は入っているようだが、大量の売り注文をこなしきれていない。市場では光通信の保有株の売り切りなどの観測も強まっていたもよう。リキッド（4740）も急落、前社長が監禁容疑で逮捕されたとの報道に大きく反応している。

　 ＜ナスダックジャパン＞
　 米国でのネット株急落を受けて、全般軟調な展開となっている。業績の悪化を嫌気して、まぐクリック（4784）が連日のストップ安、ドリームトレイン（4791）もストップ安と下げ幅を拡大させている。昨日外資系証券の買い推奨で買われた野田スクリーン（6790）が大幅反落、ディジット（4786）も上場来安値を更新した。

　 株式会社フィスコ　アナリスト佐藤勝己