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主要証券13社に約53億円の第3者割当増資~ナスダック・ジャパン

  ナスダック・ジャパンは24日、同社が計画していた第3者割当増資に対して日本、欧州、米国の主要証券会社13社からの申し込みが完了したと発表した。発行株数は2,100株で1株あたり250万円、調達額は合計で52億5,000万円となった。調達資金は、運転資金や新取引システムの開発、設備投資に充当する予定。払込は26日までに完了する。

  今回資本参加した13社全体では、増資後の発行済み株式総数の約14.7%を保有する。13社のうち10社がそれぞれ約1.4%、残りの3社が合計で0.7%を保有する。約1.4%出資する10社は、今後ナスダック・ジャパン市場の戦略、マーケティングの意思決定で協力してもらうため、新設する戦略諮問委員会のメンバーとなってもらう。

  一方、ナスダック・ジャパンは流動性を向上させるひとつの方策として、上場を希望する企業に対し無額面株式と低廉な発行価額による有償株主割当を活用することで、5万円額面の企業が効果的に発行済み株式数を増加させ、流動性向上につなげていく手法を検討するよう求めていく。

第3者割当増資引き受け証券会社
増資後の保有比率
大和証券グループ本社 10社合計 約14%
(各社約1.4%)
ドイツ証券
ドレスナー・クラインオート ベンソン証券
ナイト・ジャパン証券
リーマン・ブラザーズ証券
メリルリンチ証券
モルガン・スタンレー・ディーン・ウィッター証券
日興證券
日興ソロモン・スミス・バーニー証券
UBSウォーバーグ証券
ゴールドマン・サックス証券 3社合計 0.7%
国際証券
野村證券
13社合計
約14.7%
■URL
・ナスダック・ジャパン
http://www.nasdaq-japan.com/
・流動性の向上策について
http://www.nasdaq-japan.com/nasdaq_japan/per_value/index.html

(別井貴志)
2000/10/24 16:15
3/30(金)
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