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生保共同ネットを構築・提供~NECが明治生命など3社と新会社

  NEC(6701)は23日、住友生命保険、明治生命保険の大手生保2社および日本オラクル(4716)と、生保が共同で利用できる大規模ネットワークのアウトソーシング事業会社を、同日付で設立したと発表した。「共同ネット」サービスを提供するほか、インターネット接続やグループウェアなども提供するASP(アプリケーション・サービス・プロバイダー)事業も手掛ける。

  新会社は「リバンスネット」で資本金は4億2,000万円。出資比率はNECが76.2%、住友、明治の生保2社が各9.5%、オラクルが4.8%となっている。本社を東京都港区に置き、社長にはNECの東京第1販売本部長だった樋口孝之氏が就任した。大容量、高速処理で安全なネットワークサービスを企画・提供するとともに、システム管理などを担当する。

  ネットの構築やシステム機器の調達はNECに委託、またASPは新会社とオラクルが共同で当たる。実際の事業開始は2001年度上期からで、出資する住友、明治は構築されるネットワークを共同利用する。また、業界標準のアウトソースサービスを目指し、2社以外の生保にも売りこみを図る。2001年度の売上高目標は6億円、翌年度は23億円規模としている。

  生保業界は、協栄生命保険など中堅企業の相次ぐ破たんや、損害保険業界との提携による金融系列を超えた再編が進んでいる。リバンスネットは、生保各社のシステムコスト削減が大きな経営課題となるなか、その支援を売り物に営業を強化する。

■URL
・NEC
http://www.nec.co.jp/
・住友生命保険
http://www.sumitomolife.co.jp/
・明治生命保険
http://www.meiji-life.co.jp/
・日本オラクル
http://www.oracle.co.jp/

(池原照雄)
2000/10/24 14:00
3/30(金)
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