＜マザーズ＞
　 先週末に公募価格を大幅に割り込んで新規上場したスカパー（4795）だが、本日も一時ストップ安まで売り込まれるなど軟調な展開を続けた。需給不安の強まるなか、大幅な赤字決算に懸念が強まり、個人投資家を中心に公募組の見切り売りが止まらない格好。ただ、外資系証券の一角から外国人投資家と見られる買い物も散見され始めてはいる。先週末に約1ヶ月半ぶり前日比プラスを記録したクレイフィッシュ（4747）は、リバウンド期待からストップ高水準で寄りついたものの、その後急速に伸び悩む。デザインエクスチェンジ（4794）も大幅安。

　 ＜ナスダックジャパン＞
　 ネクストコム（2665）が6日ぶり急反落、先週末1000万円の大台に乗せたことで目標達成感からの利益確定売りが優勢になった。デジアド（4772）、東京ファイナンシャル（4792）がストップ安、ゼロ（4697）、トーシン（9444）が上場来安値更新で、ディジット（4786）も上場来安値が視野に入ってきた。イー・トレード（8627）もきつい下げ。

　 株式会社フィスコ　アナリスト佐藤勝己