NTTデータ（9613）は23日、社内ベンチャー制度による新会社「NTTデータポケット」を24日に設立すると発表した。企業内ポータルを構築するパッケージソフト「ワンダーポートレット」を独自開発し、2001年3月から販売する計画だ。

　 新会社はNTTデータの社内ベンチャー制度で3番目となる。資本金1億円のうち、NTTデータが88.5％、プロジェクト提案者の田中秀樹氏が10％、土居智昭氏が1.5％を出資する。主力製品のワンダーポートレットは、企業内ポータルを構築するためのデスクトップ生成、ナレッジマネジメント、モバイルの3機能をひとつのソフトにパッケージ化。Linuxなどのオープンソースを利用し、初期の導入コストを数百万円程度に抑え込むことが可能になったという。

　 社長は、NTTデータ経営企画部に勤務していた田中氏が就任。本社を東京都江東区東陽5の30の13に置く。