NEC（6701）は23日、B2B（企業間）の電子商取引のためのソリューションビジネスを11月にスタートさせる、と発表した。同ソリューションの世界的な標準化推進団体「ロゼッタネット」の規格に準拠する新商品を開発。短期間でコンサルティングから構築までのソリューションを展開する。

　 新しく開発したのは「iBest Solution/RN」で、NECが従来から応用してきたロゼッタネットの適用技術を使ってトータルソリューションを可能にしたという。2カ月弱のコンサルティングと約1カ月でのシステム構築を実現した。

　 東京と米国ボストンに設置するロゼッタネットソリューションセンターで、実証環境の整備からツール評価やナレッジデータベースの共有などに至るまでの企画や構築支援も行い、日米間での取引を前提にしたシステムも作り上げることができる。販売価格はユーザー1社あたり3,000万円から。2002年度までに80億円の売り上げを見込んでいる。