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システムサポートに世界チーム~NEC、HPなど4社が組織化 |
NEC(6701)、日本オラクル(4716)、ヒューレット・パッカード(HP)、日本BEAシステムズの4社は19日、システム障害発生から1時間以内の復旧を目指すワールドワイドなシステムサポートサービス「MCサポート」を開始したと発表した。オラクル、HP、BEAはそれぞれ米本社も参画する。企業経営に重大な影響を及ぼす、いわゆるミッションクリティカルシステムに対して世界的なサポートチームを組んで事業を行うのは、これが初めてという。窓口となるNECは「15年は続く可能性があるプロジェクト。今後は業務アプリケーションベンダーにも参加を呼び掛けていく」(川村敏郎・NECソリューションズ常務)方針で、金融機関などを対象にビジネスを推進させる。 サービスは、企業の情報システム基盤、電子商取引などにおいて日常の監視や保守サービス、障害発生時の復旧までを4社が共同事業として進めるというもの。業務アプリケーション開発、ハードウェア、データベースなどを開発する各社がサポート共同体「MCATSS」(ミッション・クリティカル・アライアンス・チーム・フォー・システム・サポート)を作って事業を行う。 24時間、365日のフルリモート監視サービスをはじめ、顧客システムの専門技術を持つ担当者の常駐サービスを含め、年間契約で9,000万円からの価格を設定している。1時間以内の業務復旧と24時間以内の原因究明を実現する体制を作った、という。 従来は、問題が起きたときに原因究明のための課題の切り分けやデータベース、サーバー、業務アプリケーションなど各社のベンダー間の調整だけでも大変な作業で「ユーザーのためのシステムなのに、ユーザーが疲弊する原因にシステムがなっていた」(NEC)ともいう。そこで各分野の代表企業が世界共通のチームを作り対応することとなった。 米HP、米オラクル、米BEAいずれも日米両国にこのプロジェクトのためのサポート部門を立ち上げ、NECと直結する。今後3年間で50件の受注を目指す。
・NEC http://www.nec.co.jp/ ・日本オラクル http://www.oracle.co.jp/ ・ヒューレット・パッカード http://welcome.hp.com/country/jp/jpn/welcome.htm ・日本BEAシステムズ http://www.beasys.co.jp/
(市川徹)
2000/10/19
15:10
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