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コラム 瓦版一気読み(10月19日) |
情報は時とともに劣化する・・・
【1面トップ】 ネットバブルはいずれ剥げ、調整局面が訪れることは最初から分かっていた。が、その調整が世界恐慌の危機をもはらむハードランディングとなるのか、実体経済への影響を和らげるため、多少時間がかかってもソフトランディングで進むのか。大統領選が絡むだけに、先の展開が読みにくい。 こうした中、日本政府はきょう、事業規模11兆円程度の総合経済対策を決定。低迷する株価浮揚の起爆剤としたい考えだが、PKO(株価対策)を狙った「源泉分離課税の存続方針」が不発に終わった直後だけに、過大な期待は禁物。参院議長が交代しても空転が続く国会の正常化が図られる見通しもなく、ここしばらくは米国の企業業績と株価への影響に気をもむ日々が続きそうだ。 このニュース、朝日と読売がトップで報じている。 ◇株安の原因にもなっている「国会空転」。参院選比例代表に「非拘束名簿式」を導入するための公職選挙法改正案を巡る斡旋失敗の責任を取って辞任した斎藤十朗議長の後任に、自民党の井上裕元文相が内定、きょうの参院本会議で選出される。が、これで正常化が図られる訳ではなく、与党は新議長のもとできょうにも改正案の強行採決に踏み切る構え。与野党の対立は「さらに激化する見通し」と東京が報じている。 ◇政府・与党が先に決めた対北朝鮮コメ支援の「50万トン」をすべて国産米で調達する、と毎日が報じている。 価格の安いタイ米など輸入米で賄えば費用は400億円程度で済むが、全量国産米なら1,200億円に跳ね上がる。こうまでして高いコメを北朝鮮に送るワケは? 毎日の指摘を待つまでもない。「国内の余剰米対策」なのである。 ◇産経は、「教科書検定に元外交官が圧力」の続報。検定不合格に向けた裏工作に外務省アジア局の教科書問題担当課長が関与していたという。 ◇日経は、ビジネスモデル特許のニュース。ITを活用したビジネスモデル特許について、特許庁が年内にも新たな審査基準を公表するという。
【IT】 中でも、光通信(9435)の株価は今年2月に付けた上場来高値(24万1,000円)から2,495円(終値)と100分の1の水準にまで落ち込んだ。「同社株がかつて高騰した裏には『光の速さで決断する』(米大手経済紙)ことへの評価もあったが、暗転ぶりのすさまじさもこれに習ってしまったようだ」と東京。
【トピック】 石油業界関係者に言わせれば、「原料(原油)の値段が高騰しているのだから、もっと上がってもおかしくない」が、灯油も1リットル当たり47円30銭と2年9カ月ぶりの高水準。冬の需要期を控え、灯油の値段がさらに跳ね上がるようだと、北海道や東北などで騒ぎになるかも・・・ ◇野球の今世紀ベストナインを選ぶセンチュリーベストナイン委員会が18日、最終結果を発表した(読売)。
・投 手 江夏 豊(西武) ところで、あなたが選ぶベストナインは? [メディア批評家 増山 広朗] ■URL・瓦版一気読み バックナンバー http://www.watch.impress.co.jp/finance/kawaraban/
2000/10/19
09:11
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3/30(金) |
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