＜マザーズ＞
　 NTTの公募・売出を控えて全般換金売りの動きが強まっているが、米国株安も加わり反発のきっかけが掴みにくい状況、CCC（4756）を除いて全面安。リキッド（4740）が9月27日以来の安値を更新したのをはじめ、5銘柄が上場来安値を更新。メッツ（4744）、オンザエッヂ（4753）なども大幅安で上場来安値に接近している。なお、昨日新規上場、売り気配のまま値段がつかなかったデザインエクスチェンジ（4794）は公募価格比33％下の60万円で初値をつけた。

　 ＜ナスダックジャパン＞
　 ネクストコム（2665）がストップ高と大幅続伸。昨日は外資系証券の買い推奨が評価材料とされたが、本日は業績の大幅上方修正が好感された。今期経常利益は従来予想の11.5億円から17億円にまで増額すると昨日発表している。再就職支援会社のCGCと資本提携が伝えられたエフアンドエム（4771）も堅調。反面、他の銘柄は軒並み安、デジタルアドベンチャー（4772）がストップ安となったほか、まぐクリック（4784）、イー・トレード（8627）、野田スクリーン（6790）などの下げもきつい。新規上場した軽貨急配（9374）は初値1030円、公募価格1500円を大きく割り込んでいる。

　 株式会社フィスコ　アナリスト佐藤勝己