|
トップページに戻る | ||||
銀行業参入でソニーにも日銀の立ち入り「考査」か |
銀行業への異業種参入が解禁されたり、総合金融を視野に入れた金融持ち株会社が設立されていることに対応し、日銀は経営チェックの最も強力な手段である「考査」の対象を拡大する意向を強めている。子会社である銀行の経営に関して、重要な方針決定の機能を親会社が担うような場合、子会社だけの考査では実態把握が不十分になるというのが、その理由。既に、イトーヨーカ堂(8264)がコンビニ・バンクの、ソニー(6758)がインターネット・バンクの設立構想を表明しているが、今後、ソニー本社へ日銀の考査部隊が立ち入り調査を実施するケースが現実になるかもしれない。
●親会社もチェック必要~日銀総裁 法律の建前は、本来「直接の当座預金取引先である子会社(銀行)」が考査の対象と規定。しかし、速水優日銀総裁は最近の講演で、「子会社にかかる業務運営やリスク管理に関する方針を決定するような機能を親会社が持つ場合、子会社への考査だけでは実態把握が不十分になる」と言明。「親会社にも、必要な範囲で立ち入りを含む調査を実施することが必要だ」との考えを示した。
●異業種参入のハードルに? ・日銀 http://www.boj.or.jp/ ・情報通信技術革新の下での金融システム (10月5日の日銀総裁講演) http://www.boj.or.jp/press/koen097.htm#04
(小倉豊)
2000/10/17
11:26
|
3/30(金) |
プライバシーについて | 編集部へのご連絡 | Copyright (c) 2001 impress corporation All rights reserved. |
本サイトの内容につきましては万全を期しておりますが、提供情報がシステム等に起因する誤りを含んでないこと、すべての事柄を網羅していること、利用者にとって有用であること等を当社及び情報提供者は保証するものではありません。 当社及び情報提供者は利用者等が提供情報に関連して蒙った損害ついて一切の責任を負いません。投資等の判断をされる場合は、他の資料なども参考にしたうえで、ご自身の判断でお願いします。 |