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既存フロッピーを32MBに大容量化~松下寿が新技術開発

  松下寿電子工業(6783)は16日、「次期240MBスーパーディスクドライブ」を使って現行の2HDフロッピーディスク(FD、1.44MB)に32MBの情報を記録できるようにする“FD大容量化技術”を開発したと発表した。すでに過去のメディアとなりつつあるFDを、大容量記録メディアとすることで用途の拡大を図る。

  「FD32MB」は技術的には(1)重ね書きでのトラック密度向上(2)ゾーンビットレコーディング(ZBR)、PRMLによる線記録密度の向上(3)FDドライブにはなかったC1ECCエラー訂正技術(4)従来のFDドライブでの誤消去防止―を新しく開発し、3件の特許を出願した。

  これらの技術を搭載した次期240MBスーパーディスクドライブを使うことによって、2HDのFDはフォーマット時で32MBの容量が使えるようになる。デジタルカメラなどで使われている32MB半導体メモリーの2次記録メディアとしても、FDの再利用が拡大する。11月からPC内蔵用ドライブをサンプル出荷する予定。

■URL
・松下寿電子工業
http://www.mke.panasonic.co.jp/

(市川徹)
2000/10/16 13:37
3/30(金)
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