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「日本の政治を読む」~自民はもう大都市では勝てない? |
【今週の主な政治日程】
▼19日(木) 経済対策閣僚会議、財政首脳会議合同会議
【今週の焦点】 同知事選の結果、22日に投開票される衆院東京21区補選でも自民、民主両党など大政党をバックにした候補ではなく、HIV訴訟で有名な無所属候補者が当選する可能性が一層高まった。 同補選でこの無所属候補が事前の予想通り当選するようなら、今後、自民党が都市部で勝つことは非常に難しくなるとの見方が強まっている。このことは来年夏の参院選での自民党敗北にとどまらず、現在の連立政権の崩壊や政界再編へとつながる可能性も秘めている。
【先週のポイント】 問題が選挙制度に関わる事柄だけに、たとえ少数党であろうと極力意見を尊重しなければならないのは民主主義の基本。これに反し、強硬方針を指揮しているのが、自民党の青木参院幹事長。竹下元首相という後ろ楯を失った青木氏が、来夏の参院選での自民敗北をひたすら恐れ、また自らの権威を守るため、国会運営で野党側にことさら強く出ているとの見方は自民党内にすら存在する。 今国会には公選法改正案以外にも補正予算案をはじめ重要法案が目白押しで、参院での無用な対立が国会全体をおかしくしているのは紛れもない事実だ。
●近い将来は分裂必至か―民主党 社民党出身議員や先の党役員人事に不満を持つ羽田特別代表に近いグループが鳩山氏の発言を問題視。菅直人幹事長も鳩山氏にこの問題で同調するのは難しく、近い将来、同党は憲法問題をめぐって分裂する可能性が高い。
●動き出した年末人事 一方、加藤紘一元幹事長の財政相(蔵相を改名)起用については、加藤派内でも「今の政権とは政策が違う。信念を曲げてまで入閣するのはマイナス」(若手)など、ベテランと若手とで大きく意見が異なっている。 ところで13日夜、加藤氏が倒れたとの情報が流れ、関係者が一瞬冷やっとする場面があった。もろん間違いだったが、小渕前首相の時と同様、共産党系の看護婦が情報源との尾ひれまでついた。こういうガセ情報が流れるのは、加藤氏が「ポスト森」の有力候補になった証拠ともいえそうだ。 [政治アナリスト] 北 光一
2000/10/16
09:39
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3/30(金) |
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