図研（6947）と日本テクノマティックスは13日、2000年末までに両社の合弁企業「図研-テクノマティックス」（仮称）を設立する、と発表した。設計や製造の自動化で世界トップクラスの図研とプリント回路基板（PCB）の製造過程ノウハウを持つテクノマティックスが、双方の得意技術を持ち寄ってPCBメーカーへのソリューション事業を行う。3年後には年間売上高20億円を実現させる。

　 新会社は、テクノマティックスのソフトウェア“eMPower”を核に事業を展開する。同ソフトは、CADなどのデータを電子機器工場の製造プロセス管理などで必要なデータ形式に変換するもの。これに図研のノウハウを組み合わせて、いわゆるデジタル・ファクトリー・ソリューションを提供していく。

　 資本金は1億円で図研が51％、日本テクノマティックス49％をそれぞれ出資。社長には図研専務の勝部迅也氏が就任する。本社は横浜市港北区新横浜3の1の1にある図研新横浜ビル内に設ける予定。