＜マザーズ＞
　 バリュークリック（4759）が大幅安で8月9日の上場来安値を一気に更新した。米ヤフーが今後の見通しに関して懸念を表明したことから、ウェブ広告市場の成長鈍化懸念が連想される展開になったと観測される。クレイフィッシュ（4747）が一時ストップ安で100万円の大台を一旦割り込み、マネックス（8626）も8日続落で9月19日の上場来安値を更新した。反面、オンザエッヂ（4753）、ネット総研（4741）などが反発。

　 ＜ナスダックジャパン＞
　 イー・トレード（8627）が急反発でストップ高、大引けでは差引き126株の買い物を残した。目先の投売り一巡との見方から9日ぶりの反発、上場来高値からは約4分の1の水準まで下落したため、短期リバウンド期待が高まる格好。昨日新規上場のトーシン（9444）はストップ安、軟調なスタートをきったことで公募組の見切り売り圧力は強いもよう。東京FP（4792）がストップ安、野田スクリーン（6790）、まぐクリック（4784）などもきつい下げ。

　 株式会社フィスコ　アナリスト佐藤勝己