クリーク・アンド・リバー社（4763、C＆R）などの持株会社であるシー・アンド・アールは10日、インドへの事業進出を正式に発表した。インドに拠点を置くIT関連企業大手の「IAP Company（IAP）」と世界をターゲットにするIT共同開発体制の構築に向けた業務提携に合意したもの。C＆Rのグループ企業であるリーディング・エッジ社（LE）も含めた3社間を高速専用線で結び、プロジェクトや人材が自由に行き来できる流れを構築していく計画だ。

　 IAPは、ソフトウェアのサポートサービスと開発、IT人材サービスがメインで、インドでデジタルファクトリーを立ち上げる予定をもつ。今回の業務提携は、IAPがネットワーク関連のインドのIT企業20数社からプロジェクトに応じた高い技術力をC＆R社とLE社に対して提供するのが主な内容だ。

　 IAP、C＆R社、LE社の3社は今後、文書、音声データ、画像データを超高速に専用線で結び、3社が共同で作業できる環境を整備し、インドIAP内にC＆Rグループの窓口を設け、両国間の国際的な共同開発体制ルートを確立し、プロジェクトや人材が自由に行き来できる仕組みを作り上げる。