NTTコミュニケーションズ（NTTコム）は、香港の大手インターネット企業であるHKネット社の株式を1億2,500万香港ドル（約17億5,000万円）で追加取得するとともに、1億3,000万香港ドル（約18億2,000万円）の第3者割当増資を引き受けた。これでNTTコムによるHKネットへの出資比率は79％となり、累積の出資額も3億5,300万香港ドル（約51億4,000万円）に上った。

　 NTTコムがHKネットへ出資するのは昨年7月に次ぐもの。同社はこのほか、米ヴェリオ社を買収するなど世界的なインターネット事業戦略を進めているが、HKネットはアジアの重要拠点に位置付けているもので、先進的なIPサービスをワンストップで行うための強化となった。今後、HKネットはデータセンタービジネスにも注力していく。