インテルは、XScaleマイクロアーキテクチャーに基づく初のプロセッサーチップセット「IOP310 I/O」を2001年第1四半期に発売すると発表した。I/O（インプット・アウトプット）処理向けに開発されたもので、アプリケーションの処理性能は従来製品に比べて3倍に上る、という。

　 ラインナップは333MHz、600MHz、733MHzの3種類。XScaleマイクロアーキテクチャーをベースにする新しいインテル80200プロセッサー、メモリーや周辺機器の機能調節を行う80312 I/Oコンパニオン・チップを組み合わせた。小さい発熱量でも優れた性能を実現する。

　 開発期間の短縮、導入時の高水準のコスト効率を実現し、データストレージや、コミュニケーションシステムなどで簡単なアップグレードを可能にするという。価格は1万個を受注した場合、333MHz版は8,000円、600MHz版は11,000円、733MHz版は未定。