米国の調査機関であるInternet Advertising Bureau（IAB）が3日（現地時間）発表した統計によると、米国のインターネット上の広告は、今年上半期（1―6月）に約41億ドルに達し、1999年1年間の実績である46億ドルに迫る勢いとなった。IABは、今年1年間では80億ドルから100億ドルのレンジになると見ており、昨年に比べて倍増する見込みだ。

　 報告によると、第2四半期（4―6月）のネット広告は、約21億ドルとなった。同期の広告出稿高を分野別でみると、一般消費者向け商品が全体の30％を占めた。次いでコンピューター（17％）、金融サービス（15％）、事業者向けサービス（10％）、メディア（9％）となっており、Webになじみやすいコンピューター、金融などの業界が積極的な広告活動を行っていることが明らかになった。