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終日公募価格を下回る~東証1部新規上場の全国朝日放送 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
全国朝日放送(9409)が3日、東京証券取引所1部市場に新規上場した。民放キー局の新規上場は1997年8月8日のフジテレビジョン(4676)以来およそ3年2カ月ぶり。公募価格40万円に対して売り気配で始まり、初値は37万5,000円と2万5,000円(6.3%安)下落。終値は公募価格比1万円安(2.5%安)の39万円で、終日公募価格を下回った。出来高は2万3,505株。 上場している民放キー局のなかで、東京放送(TBS、9401)、日本テレビ放送網(9404)、フジテレビと比べると割高感があるとの見方が多い。放送業界は、広告収入の回復やオリンピック関連需要など業績が回復基調で、今期の純利益は過去最高を更新すると見る向きもある。さらに、番組などさまざまなコンテンツを有することでその活用に対しても成長が期待されている。 その中にあって、全国朝日放送は他社と比較するとどうしても視聴率が見劣りし、コンテンツの魅力に欠けるとも見られる。このため、他社と同様には評価できないというわけだ。今期予想の連結PERをみると3社の平均が60.6倍であるのに対し、同社は公募価格ベースで最も高い66.5倍、3日の終値ベースでは64.8倍。 一方、9月の視聴率を見ると民放では日本テレビが全日、プライム、ゴールデン、プライムを除く全日(ノンプライム)の月間視聴率が26カ月連続の4冠となった。TBSはゴールデンで単独2位となり、8月に続きプライムでもフジテレビと並ぶ2位だった。 当面の注目は、今月19日に締め切り予定の次期CS放送事業の委託放送事業者の業務申請。同事業者は12月中に決定する見込みで、各社がこれに対してどのような戦略を打ち出すかが注目される。
■URL
(別井貴志)
2000/10/03
16:38
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3/30(金) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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