日本工業新聞社は2日、産業界向けの機器・装置から部品・素材に至るまでの新製品データをインターネット上の電子カタログに掲載するビジネスサイト「産業店」を開設した。情報は無料で掲載でき、サイト利用者も簡単に検索して資料請求などができる。同社の出版部門子会社で、産業製品の月刊カタログ誌「日工フォーラム」「エレグローブ」などを発行する日工フォーラム社が運営する。

　 製品カテゴリー（項目）を約3,000に分け、目的の製品をキーワード検索などにより、すばやくチェックできるようにした。サイトは登録会員制で（1）製品情報をパソコンから入力することができる法人会員（2）製品への資料請求や問い合わせができる個人会員―で構成。資料請求があれば、掲載企業にメールで伝える。また、掲載できる製品数も無制限という。基本サービスだけなら当面は無料。

　 法人会員は、来年4月から有料のコースも設定する。料金は年24万円で、新規製品のトップページ紹介や、詳細なカタログデータの収録サービスなどを提供する。現在の法人登録会員は約8,000社という。