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コラム 瓦版一気読み(10月2日) |
情報は時とともに劣化する・・・
【1面トップ】 その読売は、最終面に運動部長さんの論説的な総括原稿を掲載。テレビ放映権が863億円に上った「五輪ビジネス」やドーピング問題などを指摘、「曲がり角五輪 課題持ち越し」と辛口の批評となった。そうはおっしゃっても、日本の新聞の毎度の加熱報道ぶりも変わっていないのではないでしょうか。期間中は、連日トップ扱いで安易な紙面づくりのオンパレード。社会部や、政治部、経済部の記者がオリンピック期間中は、「扱いが小さくなるから」と、スクープへの気力がなえるようだと、これは問題だ。 朝日は、1面社告で高橋尚子選手と小出義雄・積水化学女子陸上部監督に「朝日スポーツ賞特別賞」を贈呈すると伝えている。それぞれ100万円の賞金がつく。同賞の特別賞は、今回急きょ新設したものという。おふたりにはお目出度い話しだが、人気者を囲い込むようで、なんとなく後味の悪い社告だ。 ◇日経は、1面の大半を割く月初のお決まりもの「景気動向研究班」の景気分析ものだ。「景気回復なお緩やか」と慎重な見方が結論。企業の生産活動や収益は高まりつつあるものの、原油高という外的なかく乱要因もあるため、「回復軌道を確実にするためにまだ手綱は緩められない」と、締めくくっている。
【IT】
【トピック】 [メディア批評家 増山広朗] ■URL・瓦版バックナンバー http://www.watch.impress.co.jp/finance/kawaraban/
2000/10/02
09:27
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3/30(金) |
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