＜マザーズ＞
　 リキッド（4740）、ネット総研（4741）がそれぞれ1：3の株式分割権利落ち初日となった。売買単価の低下による流動性向上の期待からともに大幅高、リキッドはストップ高で取引を終了、ネット総研も一時ストップ高まで買い進まれた。日本コンピュータグラフィック（4787）もストップ高、100万円の大台を突破して一気に上場来高値を更新した。反面、インテックコミュニケーションズ（9443）が下げ止まらず大幅続落、公募価格1500円からはすでに30％強の下落となっている。オンザエッヂ（4753）も見切売りが加速して大幅続落となった。

　 ＜ナスダックジャパン＞
　 サイバーコミュニケーション（4788）が連日のストップ高、大引けでは差引750株の買い物を残している。ディジット（4786）も大幅続伸で4連騰、ともに需給不安の少ない点が妙味となリ、ナスダック市場の牽引役となっている。米国ナスダックの軟調な動きを背景に、他は総じて売り先行。野田スクリーン（6790）が大幅反落で上場来安値を更新、ネクストコム（2665）やSOTEC（6829）、イー・トレード（8627）などの下げもきつい。

　 株式会社フィスコ　アナリスト佐藤勝己