NEC（6701）は25日、半導体・電子部品を担当するNECエレクトロンデバイスの国内全開発・生産拠点が廃棄物の再資源化、いわゆるゼロ・エミッションを達成したと発表した。同業界で全拠点におけるゼロ・エミッション達成は「これが初めてだ」としている。

　 拠点は神奈川県にある玉川、相模原の両事業場を含む全国の14カ所。再資源化を手始めに部材や化学物質の使用量削減、再資源化不可能な廃棄物の発生抑制などを進めたほか、社内外を問わない環境技術の積極的な採用が功を奏したという。すでにNEC本社を含む6事業所と3研究所は今年3月末時点でゼロ・エミッション化を実現しており、今回はこれに次ぐもの。同社全体としては、2002年度内に38拠点すべてで実現させる計画だ。