＜マザーズ＞
　 インテックコミュニケーションズ（9443）がストップ安、先週末に公募価格1500円割れで新規上場、頭の主さを嫌気して公募組の見切り売りが集まっている。後場は売り気配のまま推移して大引けでも商いは成立しなかった。リキッド（4740）も大幅安、光通信の保有株全株売却報道が嫌気される格好となった。マネックス（8626）も3日続落。反面、日本コンピュータグラフィック（4787）が押し目買いに大幅続伸、再度高値100万円を窺う動きとなっている。

　 ＜ナスダックジャパン＞
　 サイバーコミュニケーション（4788）がストップ高、株式市場全般の急落に押されて先週末は軟調な動きだったものの、本日は米国株の下げ渋りを受けて安心感が広がった。同様の観点から先週末異彩高となったディジット（4786）がストップ高、イメージワン（2667）、野田スクリーン（6790）もしっかりと直近上場期待株の堅調な動きが目立っている。新規上場・公開株が今週は1社もなく、需給妙味も広まってきているようだ。反面、軟調なスタートを切っているドリームトレイン（4791）は、本日も引続き公募組の見切り売りに押された。また、まぐクリック（4784）、ネクストコム（2665）などが上場来安値を更新した。

　 株式会社フィスコ　アナリスト佐藤勝己