ソフトバンク（9984）の全額出資による事業統括会社でメディア、コンテンツ、マーケティングなどを手がけるソフトバンク・メディア・アンド・マーケティング（SBMM）は25日、米国のインターネットマーケティング企業、AllAdvantage.comと合弁会社「オールアドバンテージ」を設立することで合意したと発表した。

　 今月中に設立し、営業開始を予定している。資本金は3億6,000万円で、SBMMが60％、AllAdvantageが40％を出資する。合弁会社は、米社から独占的にソフトウェアのライセンスや情報管理システムのノウハウを受け、日本で登録会員のニーズに応じた広告配信、マーケティングサービス「インフォミディアリィ」（情報媒体）を提供する。

　 無料登録した会員は、無償配布される専用ソフトの「Viewbar」を利用して一定時間Webサイトを閲覧すると、抽選で賞金5万ドル（およそ534万円）以上が当選するなど、さまざまなインセンティブを受け取ることができる。

　 SOFTBANK Capital Partnersが7,000万ドル出資（比率は非公開）しているAllAdvantageは、1999年3月30日から業務を開始し、今年6月現在の登録会員数は全世界で800万人を超える。「Viewbar」をダウンロード可能な国は米国、日本、英国、フランス、ドイツ、オーストラリアなど20カ国。日本のオールアドバンテージでは、今後携帯電話やPDAなどの端末に対してもサービスを提供していく計画。

専用ソフトウェア「Viewbar」

■URL
・オールアドバンテージ
http://jp.alladvantage.com/
・AllAdvantage.com
http://www.alladvantage.com/
・ソフトバンク・メディア・アンド・マーケティング
http://mm.softbank.co.jp/
・ニュースリリース
http://mm.softbank.co.jp/press/20000925.html