＜マザーズ＞
　 日本コンピュータグラフィック（4787）が続伸、一時連日のストップ高となリ100万円乗せを達成した。ただ、達成感も手伝い、その後は利食い売りに押されて本日の安値圏で取引を終了した。昨日14日ぶり、7日ぶりにそれぞれ反発したネット総研（4741）サイバーエージェント（4751）は揃って続伸とリバウンド色を強めている。反面、マネックス（8626）は伸び悩み反落、クレイフィッシュ（4747）が連日のストップ安となり、サイボウズ（4776）もきつい下げ。

　 ＜ナスダックジャパン＞
　 本日は2社が新規上場。前評判の高かったサイバー・コミュニケーション（4788）は公募価格35万円に対して、80万9000円まで気配値を切り上げたものの、結局寄りつかず初日の商いは成立しなかった。大引けでは差引2460株の買い物を残している。一方のドリームトレイン（4791）は公募価格280万円を下回る270万円で初値を付け、その後も公募価格に達することなく軟調な動きとなった。高PERなどに警戒感が高まる格好となり商いも低調、今後の需給不安を抱かせるスタートとなっている。昨日上場の野田スクリーン（6790）がしっかりのほか、昨日ストップ高とリバウンドモードに入ったイー・トレード（8627）、大手証券の上方修正観測レポートが評価材料とされた近鉄エクスプレス（9375）がストップ高。デジアド（4772）も大幅高となり上場来高値を更新した。

　 株式会社フィスコ　アナリスト佐藤勝己