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ソニー、日立の半導体技術者・牧本氏を執行役員にスカウト |
ソニー(6758)は21日、日立製作所(6501)の技師長で、世界的に著名な半導体技術者である牧本次生(63)氏をコーポレートリサーチフェロー(執行役員専務待遇)として迎え入れると発表した。ソニーの出井伸之会長兼CEOと日立の庄山悦彦社長のトップ交渉で円満に“移籍”が決まった。牧本氏は日立を退社して、10月1日付で入社する。 同氏の半導体事業におけるキャリアをソニーが高く評価した。ソニーは、今年8月1日付けで社内カンパニーとして「セミコンダクタネットワークカンパニー」(SNC)を設立している。牧本氏は、SNCテクノロジーボード議長に就任し、ソニーグループ全体の半導体技術戦略を構築する。 牧本氏は、世界ナンバーワンの出荷を記録した日立の携帯機器向けRISCマイクロプロセッサー「SHシリーズ」の開発と製品化に成功した。また、世界半導体会議(WSC)の設立に貢献するなど国際的視野に立った幅広い活動を続けてきた。日本のエレクトロニクス大手の間で、企業を代表する人材の移籍は極めて異例となる。 出井・ソニー会長の話「半導体の技術戦略を一層強固なものにするため、お願いした。ご快諾いただいた庄山社長と日立製作所に深く感謝している。牧本氏には豊富な経験をお借りし、当社の半導体事業を世界のトップグループに育て上げていただきたい」 庄山・日立社長の話「ソニーは当社の電子デバイスの重要なお客様であり、他の事業でのパートナーでもある。牧本氏の就任は、両社の関係をさらに強化する契機にもなる」 ■URL ・ソニーニュースリリース http://www.world.sony.com/JP/News/Press/200009/00-042/
(市川徹)
2000/09/21
17:25
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