デジタルコンテンツの総合プロデュース企業であるクリーク・アンド・リバー社（4763、C＆R社）は14日、インドと中国への進出を決めたことを明らかにした。10月中旬までに正式に発表する。両国とも現地の複数のIT企業と提携関係を結び、「国境のないデジタルクリエーターネットワークを作り上げる」（井川幸広社長）考えで、2001年以降に本格化する世界展開の布石とする。

　 インドはデリー、中国は上海にそれぞれ拠点を設ける予定で、どちらも現地のIT会社数社と提携を結ぶ。さらに場合によっては現地企業に資本出資する可能性もあるほか、C＆R社の出先としての機能も現地企業内に置くことも検討している。

　 C＆R社はマルチメディアクリエーターを中心とする技術者を登録する企業。今年8月末時点でのクリエーター登録数は13,000人。インドと中国のあと、米国（ニューヨーク）や韓国、欧州などでも拠点整備を進める方針。