大和証券（8601）は13日、資産残高に応じた株式売買委託手数料を一括して支払う方式の口座「アセットプラス」を10月2日から新設すると発表した。通常は取引毎に支払う手数料を、一括で前払いすることで規定回数までは手数料がかからない。前払いする手数料は、株式など対象資産残高に応じたものになり、資産残高が大きいほど手数料率は低くなり、手数料がかからない売買回数も多くなる。

　 口座を開設できるのは、対面チャネルである「ダイワ・コンサルティング」（同証券では7月に顧客を3つのサービスカテゴリーに分けている）を選択している個人投資家で、対象資産の条件は1,000万円以上から。

　 手数料がかからない株式売買は、国内上場・店頭銘柄で、信用取引も適用。適用外となるのは、インターネット取引、外国株、株式ミニ投資。

　 このほか、同口座を開設するとアナリストの業績予想を用いて作成する「アセットプラス専用投資資料」、取引記録などの推移をまとめた「専用報告書」、個別に税理士や弁護士などのコンサルティングが受けられる「専用FP個別相談」などの各種専用サービスを追加料金なしで受けることができる。

　 「アセットプラス」は、標準の「スタンダードタイプ」と、手数料率が低く無手数料での売買回数が少ない「ライトタイプ」の2つのタイプがある。どちらのタイプが顧客の売買スタイルにマッチしているかアドバイスするための「アセットプラス資産ソフト」を全支店で用意している。