営業コンサルタントをメインとするブレインワークスは13日、自社の営業開発コンサルタント業務システムについて、ビジネスモデル特許を出願する意向を固めた。直接、現場でセールスを展開するのに加え同社が開発したSFA（セールス・フォース・オートメーション）ツールを組み合わせて、2001年3月までに認可を受けたい考えだ。

　 ブレインワークスが展開する営業コンサルタントは、まずクライアントの要望を受けて戦略的なスキームを描き次に実行に移す。さらに実際にセールス現場へ出て一緒に販売活動までを徹底的に行う。

　 これによってクライアント企業における営業手法のプラスとマイナスの両面を確かめてコンサル業務にも反映させる。通常大手コンサルタント企業はセールス現場に同行するものの、一緒に販売したりセールス活動することはほとんどなく、ブレインワークス独特の手法だという。

　 また、SFAツールと呼ばれるソフトウェアを独自に開発して、営業コンサルと組み合わせる。このシステムでクライアントは短期間でコンサルの成果を出すことも可能になり、以降も効率的にブレインワークスの指導を受けられる仕組みだ。

　 ブレインワークスは成功報酬型ビジネスの展開で知られる。これまでNTT、新日鉄、東京ガス、SASインスティチュートなどから受注しており、2003年には上場も計画している。