米インテルは11日（現地時間）、日米欧の企業9社とともに無線インターネット技術に関する業界団体を立ち上げると発表した。無線でのインターネットアクセスをより簡素にして普及を促進する狙い。

　 団体名は「MDI-ng」（モバイル・データ・イニシアティブ・ネクスト・ジェネレーション）で、インテルのほか東芝（6502）、富士通シーメスコンピューターズ、HP、モトローラ、フランステレコムなどが参加する。インテルは1996年に、東芝などとともにMDIというモバイル・コンピューティング向け技術の普及団体を設立しており、今回の団体はこれを引き継ぎ拡張させる形となる。

　 主に業務用の無線インターネット機器を対象に、アクセス技術の標準化、アプリケーションの拡張、セキュリティーなどの技術課題に取り組む。また、関係団体や事業者との連携も図っていく。