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NTTが10倍の波長多重通信を実現する「SC光源」を開発 |
NTT(9432)は11日、さらなる大容量光ネットワークに向けて、これまでの光源技術で実現可能なチャネル数の約10倍の波長多重通信を実現する超多波長光源「SC光源」を開発したと発表した。 超大容量のバックボーンネットワークの実現に向けて、波長分割多重(WDM)技術と波長ルーティング技術を駆使したネットワークの研究が進められるなか、これまでの主なWDM用光源は必要なチャネル数分の半導体レーザを用意し、それぞれの波長間隔を精密に制御する方式が採られてきた。この方法では、チャネル数の増大にともなって各レーザの波長間隔の制御が困難になるため、光源コストの増大や信頼性の確保を考えると実現可能なチャネル数は100程度に限られていた。 WDM用の光源「SC光源」は、同社が開発したスーパーコンティニウム光発生技術を用いて実現した。この技術は、ガラスのような透明な物質に強い光が通過したときに、波長数が爆発的に増大する現象を利用したものだ。 ひとつの光源から発生する波長(色)が増えるということは、WDM通信において提供できるサービスの増大を意味する。同社は1家庭に1波長、さらには1人に1波長など、数千波長の光を広大なアドレス空間として用いる将来の光IPネットワーク実現に向けて、さらに研究開発を進めていく方針。 ■URL・NTT(ニュースリリース) http://www.ntt.co.jp/news/news00/0009/000911.html ・話題のWDM(波長分割多重)関連企業はこれだ http://www.watch.impress.co.jp/finance/news/2000/08/18/doc192.htm
(別井貴志)
2000/09/11
17:17
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3/30(金) |
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