米ボストン・コンサルティング・グループ（BCG）は6日（現地時間）、事業者間のeコマースである「B2B」の米国内市場が2004年には4兆8,000億ドル（約500兆円）に達するとの調査結果を発表した。260社を上回るB2Bへの参画企業やマーケットプレイス企業から聴き取り調査を行って推定した。

　 BCGのまとめによると、今年の米国のB2B市場は1兆2,000億ドル規模の見込みで、4年間で一気に4倍に拡大する。2004年時点での企業の全購買量のうち、B2Bは40％を占めると推定している。ただ、ネット上で価格交渉を行う取り引きの比率は、全購買量のうちの11％に止まる見込み。

　 BCGは、多くの企業にとってネットでの価格交渉は、取引先との協力関係を深める上で必要な第1歩になると指摘。B2Bの拡大にはオンライン価格交渉のシステム構築が必要との見解を示している。