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日商岩井から分社のITXが本格事業展開 |
日商岩井(8063)の情報通信部門の分社により、今年4月に設立された「アイ・ティー・エックス」(ITX)が、本格事業展開に入った。今週初めに本社を東京・千代田区の霞ヶ関ビルに置いたほか、今月末にはニチメン(8004)が10%出資し、独立事業体としての体制を整える。10月以降、株式公開も視野に入れた具体策として、子会社の再編・統合を加速するとともに、日商岩井からの事業移管拡大にも乗り出す。 ITXは、今年3月末に分社された。同時に帝人(3401)、オリンパス光学工業(7733)、船井電機(6839)、三和銀行(8320)が出資した。さらに7月には、ニチメンからIT関連の5子会社を買収。これを受け、9月末までに日商岩井がITXの持ち株の一部をニチメンなどに売却する。ニチメンの持株比率(10%)は、日商岩井に次ぐ2位となる。 これらの体制整備によって、ITXは2000年度下期から本格事業展開を始める。ITX本体は傘下の関連子会社の統括会社として機能すると同時に、IT関連ベンチャーのインキュベーターとして、投資のほかオフィスや人材の提供など総合支援事業を行う。また、日商岩井本体の医療機器輸入部門をITXに移管、バイオ、介護、医療事業を新規事業として展開する。 関連会社の再編では、まず、ニチメンから買収したニチメンテレコムと、ITX傘下のエヌ・アイ・テレコムを10月に合併させる。両社は共に携帯電話の端末販売会社で、販売量は商社系ではトップに、業界全体でも光通信(9435)に肩を並べるトップクラスになる。また、システムインテグレーション事業では、傘下のインフォコムと株主である帝人の子会社帝人システムテクノロジーとを2001年1月に合併させる。さらに、ニチメン電子工研を日商岩井ハイテックに統合、ITXグループの規模を拡大させるとともに、経営の効率化を推進、企業価値の最大化を目指す。 ■URL・アイ・ティー・エックス http://www.itx-corp.co.jp/
(沢田浩二)
2000/09/07
10:39
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3/30(金) |
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