富士通（6702）は、日産自動車（7201）が株式のおよそ90％を保有する子会社日産デジタルプロセス（DIPRO）の全発行済み株式を取得することで合意したと発表した。9月26日に譲渡される。日産の本業重視政策の一環で、CADシステムなどの事業を実施しているデジタルプロセスの株式を売却することとなった。

　 DIPROは、1987年設立。自動車業向けをメインとするソフトウェア企画、開発のシステムエンジニアリングなどを手がけている。資本金3億5,000万円で、1999年度の売上高は41億2,500万円。従業員は169人。

　 売り上げのほとんどは日産と同社グループ企業が中心で、富士通が筆頭株主となる今後も日産グループからのオーダーを引き続き受けていく予定。