日立製作所（6501）と日本ヒューレット・パッカードは30日、ITシステムの運用管理に関する分野で戦略的な提携を結んだと発表した。インターネット上のビジネスであるデータセンターや、ISP（インターネット・サービス・プロバイダー）などの事業者に対して、両社の管理製品の相互販売やソリューションを共同で提供していく。

　 製品の中核となるのは、日立のシステム運用管理製品である「JP1」とHPのネット管理製品である「HP　OpenView」。両社は、ユーザー向けに提案などを行う拠点である「コンピテンスセンター」を日立は横浜市に、また日本HPは東京・新宿に設置、9月1日から稼働させる。両製品の補完によるシステムの運用・管理の提案やハードとの連携の検証など、総合的な販売プロモーションを行う。

　 さらに両製品と連携して作動するパートナー製品の認定作業に共同で取り組むほか、展示会やイベントなども共同で開催、ITマネジメント関連市場でのシェア拡大につなげていく。